復讐代行宝飾店~意思表示アンクレット~

20/61
前へ
/61ページ
次へ
さすがテレビ局。 今のはもしかしてプロジェクションマッピングとかで、あの店も男性も、ただの映像だったのかのも知れない。 凝ってるなぁ……。 取り合えず私は、化粧を直している伊吹の隣の席に戻る。 伊吹も騙す側だからか、クイズコーナーへの気合いが入っているからか、私には特に目もくれず、もうそれ以上塗れないだろうという量のマスカラを睫毛(まつげ)に盛っている。 ズレてきたマスクを上げようとした時、指先に違和感を感じた。 先ほど店の男性に見せられたアンクレットが、私の左足首に着いていたのだ。
/61ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加