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ようやく説明を終えた男性スタッフが「じゃあ、宜しくお願いしますね!皆さんも、もうすぐ始まりますから」と、伊吹と、部屋にいる女性達に告げ、部屋を後にした。
「途中で抜けるんだ。何かいろいろ忙しいそうだね」
さぞかし楽しみにしているのだろうと思いなが隣の伊吹を見ると、明らかに様子がおかしかった。
顔色が悪い。
というか、かなり青ざめている。
「え、伊吹……?どうしたの?」
「……何でもない」
何でもないというわりには、苦痛で顔を歪めているように見える。
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