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プロローグ
辺り一面に広がる色とりどりの花。
そんな花を見て、幸せそうに微笑む一人の少女。
その時、ふいに大きな鐘の音が響いた。
振り返ると、少し遠くに立派にそびえ立つ白いお城がある。
あのお城には、それはそれは見たことがないくらい美しいお姫様がいるらしい。
彼女の素顔は親しい人以外まだ知らないという。
「そろそろ帰らなきゃ」
少女はそう呟くと、静かにその場を後にした。
これはとある国に住む少女の話。
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