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その時、ふと二人はなぜか懐かしい視線を感じて同時に振り返る。
そこには、二人が守りたかった笑顔を浮かべて、二人を笑いながら見守るローズがいる気がした。
しかし、二人の目にローズは映らない。
不思議に感じた二人は、お互いを見つめ合う。
確かに二人は感じていた。
ローズの存在を。
だがそれを二人が口にする事はない。
そして視線を前に戻した二人は、再び歩み始める。
三人の夢と未来に向けて……。
そんな二人の新たな決意と旅立ちを、ローズもまたどこからか見守っていたのかもしれない。
おしまい
このお話は
最弱装備でサクセス 第四部
で話がつながります。
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