オーディナリーデイズ7 リゾナンス オブ ザ ビギニング

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「ウッドベースか…」 トオルはカウンターから出て、ケースからコントラバスを出すのを手伝っていた。 「タツキ君。ちょっと来て」 とマスターに言われ、私はマスターの傍に行く。 「原理は同じだから…」 そう言って大きなコントラバスを渡された。 試しに弦を弾いてみた。 確かに音はするがエレキベース程大きな音はせず、もっと重低音だった。 「これ弾いてみろ」 トオルが楽譜を私の前に広げた。 私は楽譜を見て音を拾った。 その音を聴いてマスターは頷いていた。
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