episode.2

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私が仕事をしていると、スニョン先輩が話しかけてきた。 「ジアンちゃん。ミンギュとは上手くやれそう?」 「スニョン先輩。はい、上手くやれそうです。何より可愛いです。」 「そっか。でも、たまには俺にも可愛いって言ってよ〜」 「嫌です。」 「えぇ〜...」 「じゃあ、仕事の邪魔なんでどっか行ってください。」 「ちぇ。」 そして、休憩時間。 「スニョン先輩にそう言われたの?」 「うん、「たまには、俺にも可愛いって言って」って。」 「でも、スニョン先輩もイケメンだよ?」 「そうだけど...。でも、ミンギュくんは可愛いもん。」 「そっか〜。」 「うん。」 「てか、私、ガチ目にミンギュくん狙ってるんだけど?」 「え、ラン本気だったの?」 「え、そうだよ?」 「私、またすぐ飽きるって思ってた!」 「いや、今回は違う。完全なるである!!!」 「恋かぁ...」 そういえば、恋なんて当分してないなぁ...。 「てか、ジアンって恋したことほぼ無いよね?」 「うん、確か初恋は...そうだ。高校の先輩だ。」 「じゃあ、私ら今、25だから...。6年前くらい?」 「そういうことになるよね。はぁ、私達も年取ったね。」 「そうだよね。もう、おばさんに近いのかなぁ...」 その時、私はふと思った。 「ミンギュくんって何歳なんだろう...」 私は思ったことをふと、口に出してしまった。 その時、後ろから。 「俺は23ですよ。ジアン先輩。」 ミンギュくんがいた。 「ミ、ミンギュくん!いたんだ...」 「今、たまたま通っただけですよ。あれ?そちらの方は...?」 そう言うと、ミンギュくんはランの方を向いた。 「あぁ、彼女は私の幼馴染で同じ部署のランだよ。」 「よろしくね...?」 「ラン先輩!よろしくおねがいします!」 「うん!よろしくね!」 「さぁてと。そろそろ休憩終わりだよ、ラン。」 「嘘、もうそんな時間!?行こ!」 「あ、俺も行きます!」 「そっか、同じ部署だもんね。行こ。」 「はい!」 戻ると、スニョン先輩が私を呼んできた。 「ジアンちゃん、今日、夜に飲みに行かない?」 「え...、今日ですか?」 「そ、今日。」 「あ、ミンギュくんも一緒ならいいですよ!」 「じゃあ、ミンギュに聞いてくる。」 「はい!」 そして、5分後。 「オッケーだって。」 「そ、そうですか!良かった...」 「何、俺と二人っきりなのが嫌だったの?」 「別にそういうわけじゃないですよ。」 「ふぅん...」
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