episode.3

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そして、私・スニョン先輩・ミンギュくんの3人で居酒屋に行った。 「「「カンパーイ」」」 グラスがカチャンという。 「そういえば、ミンギュくんって何でこの会社に?」 「あー、実は...ジアン先輩と同じ会社が良くて...」 ん?? 「あれ?私達、どっかであったことあったっけ?」 「覚えてないですよね、7年前のことですから。」 「...もしかして、「ミンギュ」?」 「あ、思い出しました?」 思い返せば、私が高校3年の時、当時の1年の男の子が私になついていた。 「私になついてた...?」 「そうですね。」 確か、あの子の名前は...、キム・ミンギュだった。 「...思い出した!!あの、ミンギュ!?」 「はい!お久しぶりです!ジアン先輩!」 私は喜びのあまり、ミンギュに抱きついてしまった。 「でかくなったね!いや、元々でかかったけど!」 「はい!」 ミンギュも私を抱きしめ返す。 すると、ひとり取り残されていたスニョン先輩が言ってきた。 「あのさー、俺、1人取り残されてるんだけど。」 「あ、すみません!久しぶりに会ったので!」 「でも、ジアン先輩が俺のこと覚えてなかったのはショックだったなー。」 「それはほんとにごめん!」 「まぁ、いいですよ。許します。」 「ありがとう!」 私はまた、ミンギュに抱きついた。 「あの〜、俺、もう23なんで恥ずかしいです...」 「あ、ごめんっ!嬉しさのあまり、つい...」 「ねぇ、俺、完全に取り残されてるよね...(´;ω;`)ウッ…」 「うわ、スニョン先輩泣いてる...。」 泣いているスニョン先輩に若干引きつつも、私は言った。 「はいはい。すみませんね。飲みましょう(棒)」 「やった!!」
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