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episode.4
その後は、3人で会社の話、個人的な話などをした。
そして、飲み会が終わったのは深夜の12時だった。
「うわぁ...、もう12時か...。そろそろ帰んないと、明日も会社だし...」
私がそう言うと、スニョン先輩もこう言った。
「あー、そうだね。じゃあ、そろそろ帰ろっか。ジアンちゃん、1人で大丈夫?」
「あ、大丈夫です。帰れます。」
そう言うと、周りがシン...となった。
私、なんか間違えたこと言ったかな...??
私の頭にハテナが浮かんでいると、スニョン先輩が口を開いた。
「あー...、そういうことじゃなくて...。もう深夜だし、ジアンちゃん、女の子だから不審者とか大丈夫かなって事なんだけど...」
「あ、すみません。そういう事でしたか。大丈夫ですよ、こんな私に近寄ってくる人なんていませんよ。」
「え?ジアン先輩は高校の時から、可愛くて、かっこいい人でしたよ?」
ミンギュは突然、こんな事を言った。
「んーと...?それはどういう意味??」
私は疑問しか無くて、ミンギュに聞いた。
「先輩、高校の時からモテてましたよ?まさか、気づいてなかったんですか?」
「私が...、モテてた!?え、全然知らなかった...」
「やっぱり。」
「でも、今はもう25だし。もうおばさんだから、モテないよ〜...」
「え?先輩は今でも魅力的な人ですよ??」
「え?」
「俺もそう思う。」
「スニョン先輩まで?私が魅力的...!?」
「ここまで鈍感だったとは...」
「だよね、ミンギュもそう思う?」
「はい...」
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