episode.1

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春。 私・(カン)지안(ジアン)は、この会社に勤めて2年目になった。 「ねぇねぇ、ジアン。私達もこの会社で働き始めて2年目だね〜」 隣では、幼馴染で同い年の(ラン)がそういった。 「そうだね〜。早いよね。」 そんな感じでランと話していると、ドアが開いた。 「あ、スニョン先輩。」 ランが呟いた。 「そうだね。てか、今日、新入社員が来るって言ってなかった?」 「そうだっけ?イケメンかなぁ...」 「ランってば。人間は顔面だけじゃわかんないよ。」 「それもそっか。」 「えーと!皆さん、おはようございます!」 スニョン先輩が言う。 色々なところから、おはようございます。という声が聞こえた。 「今日は新入社員の子が来ています。どーぞ!」 スニョン先輩の声と同時にドアが開いた。 「こんにちは。今日からここで働かしてもらう、キム・ミンギュです。」 キム・ミンギュ。 彼はとても、かっこいい人だった。 ランは目を見開いてるし。 「ねぇ、ジアン。めっちゃかっこよくない?」 「まぁ、そうだよね。」 「だよね...」 あ、また始まった。 ランの一目惚れ。 「今回はガチ目に恋したの?」 私がそう聞くと、「うん、ガチっぽい。」とランはいった。 ほんとかは、さておき。 「ミンギュの席は...、ジアンの目の前の席でいっか。」 ん?今、スニョン先輩なんて言った? 私の席の目の前?? まぁ、別にいっか。 新入社員くんの紹介が終わった。 そして、私達は各々の仕事を始める。 と、新入社員くんが話しかけてきた。 「よろしくおねがいします!お名前はえーっと...」 「あ、カン・ジアンです。よろしくね。新入社員くん。」 「ミンギュでいいですよ!ジアン先輩!」 「うん、分かった。」 「じゃあ、ばいばい!」 「うん、ばいばい。」 何だか...、ミンギュくんって可愛いな...。 とか、思ったりした。
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