不安

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翼との関係が今に至るまで、右葉曲節。すれ違いもあった。 ようやく栞が自分の気持ちに気づくことで付き合うに至ったのだが… 「ん… …は ぁっ… …」 リップ音を響かせながら、深い深いキスをする。 息つぎを忘れてしまいそうになるほどに、深くて… 「かわぃ…しおりさん」 妖艶に微笑み、呟くようにそういう翼の瞳が熱っぽい。その瞳に見つめられながら、小さく肩で息をする。 「…ね、そんな可愛い顔されると…シたくなる」 そぅ、耳元で囁くいつもより低めの翼の声に、ぞくっと背筋に電流が走ったように甘く痺れてしまう。 翼の細い指先が栞の髪を撫で つぅっと首筋から鎖骨にかけて、伝う。 「…ぁ… ん… …」 ぞくぞくとした快感が背中を走り 足の指先まで敏感に感じてしまった。 「…少しだけ…僕の好きにさせて…」 そう囁くと、先ほど指で触れた首筋に優しくキスを落とす。翼の舌が伝い、その快感に身震いしながら、きゅっと翼のシャツを掴み身をよじらせた。 「… …好きだよ…」 「ふ…ぁ… …ん~~」 耳元で囁かれ、そのまま耳に舌が這う… と、抑えていた甘い声が漏れてしまう。 「…声、聞かせてよ… …」 「ゃ… だぁ… …」 翼の声に、キスに 胸がドキドキして… 苦しくて… …
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