編入当日

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「アキくーん、朝ごはん用意できたから起きてきてー」 『ん、朝?ふぁ〜、はーい』 トントントンッ すたすたっ ガチャッ 『おはよー母さん』 「アキくんおはよう、今日の朝ごはんは白米にアスパラの肉巻き、目玉焼きと味噌汁よ」 『わ、おいしそ。いただきまーす』 「そうだ、アキくんの制服届いたのよー。ご飯食べ終わったら着て写真撮ってお父さんに送りましょうね」 『うん!似合うといいなぁー』 「アキくんなら何着たって似合うわよ」 ほんと母さん親バカだな。そういや昨日の夜桜蘭学園について調べたら王道学園に酷似してたなぁ 『母さん、桜蘭学園ってどんな所なの?』  「行ってみたらわかるわよ。お父さんのご友人の睦月(むつき)さんが理事長をやってるそうなの」 『睦月さんが?なら時雨さんもいるの⁇』 「本当にアキくんは軽井沢(かるいざわ)さんに懐いてるわねぇ。睦月さんの秘書なんだからいるに決まってるでしょ」 時雨さんがいるなら桜蘭学園は安心だな 「それとお迎えに来てくれる人は軽井沢さんだそうよ。良かったわね」 『うん!』 「なら早く用意しなくちゃね」 『ごちそうさまでした。母さん制服どこ?』 「お粗末さまでした。制服はそこにかけてあるわよ」 ピンポーン 「あら来たみたいね。アキくん軽井沢さん来たけど用意できたー?」 『うんできたよ!』 「それじゃあ行ってらっしゃい。夏休みには必ず1日は帰ってくるのよ」 『はーい♪行ってきまーす』
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