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1.
麻生美紀 42才 OL
美羽 45才 姉 主婦
筒井剛士 39才 柔道整復師じゅうどうせいふくし
業として柔道整復を行うことができる
日本の国家資格、あるいはその国家資格
を持つ者。
友人 Y 39才 Shop オーナー
・・・・・・・・・・・
「あーっ、腹たつぅー、あいつ。何様、、冗談じゃないっ」
「何様って反対に言われそうなあんたが今日はどうしちゃったの?
えらいまた、荒れてるじゃないの」
美紀の苛立ちに姉の美羽が反応した。
「剛士のやつぅ~~、この私を振ったのよ、信じられる? 」
「ハハッ、何かの冗談じゃないの? もう付き合い始めて7年でしょ?
もうぼちぼち結婚してもいい頃合いだと思ってたのに、そんなわけ
ないでしょ。
担がれてるのよぅ。
冗談じゃないの?
どーんっとあんたの気持ちを落とした後でプロポーズするっていう
ほらっ……なんて言ったかなぁ。
そうそうサプライズよ、きっと」
「そうよねぇ?
そうだ……きっとそうよ。
私ったら真に受けちゃって、ヤダ」
そう言うと美紀は少しばかし涙目になっていた水滴を掌でぬぐった。
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