物語る

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プロローグ ここは、力がある世界 第一章 始まり これはとある学校の不思議なお話。  ここはブックド学園、主に本に関係する仕事に就きたい人たちが集まる学校だ。 私は今日からこの学校に入る。私は本が大好き。だからこの学校への入学を決めた  このブック学園の入学テストは一風変わっている。本の知識が試されるんだ。  例えば、ハリー・ポッターの問題だと、ホグワーツで男子が女子寮に入ろうとするとどうなるか? とか。あまり知られていない作品から名作と呼ばれる作品まで色々な作品の知識が試される。 この学園の国語の教科書には色々な物語が書いてある。 算数(数学)の教科書には表の問題がたくさんある。 理科の教科書には科学者の歴史がたくさん載っている。 ブックド学園には、とても広い図書室がある。これは後で紹介するね。 今日は初登校日、どんな授業があるのか楽しみ! このブックド学園には、六つの学部がある。 小説学部 児童小説科 歴史小説科 絵本科 人物伝科  推理小説科  冒険科 ノンフィクション学部 経済科 ドキュメント科 科学科 敎育科 イラスト学部 表紙科 絵本科 イラストレーター科  編集学部 小説科 漫画科  マンガ学部 恋愛科 ミステリー科 冒険科 雑誌科 少年漫画科 少女漫画科 勉強科 経済科 普通科?  こんな具合かな。本当はもうちょっとあるはずなんだけど、忘れちゃった。 今日から私はその中の、小説学部推理小説科に入ることになってる。 どうしてかって言うと、私は小説が好きだし、作文を書くのが昔から得意だったから。 今日から授業楽しみだな。あ!早くしないと遅れちゃう、急がなきゃ。 「ふー、到着」 私と全く同じタイミングで入ってきた男の子がいた。 「あなたは誰?」 怪しげな目つきで見てきた私にびっくりしたのか、その子は一瞬怯えるような目でこっちを見た。   「ぼ、僕、笹井 竜馬(ささいりゅうま)。君は?」 「私は、紅華 紺(べにかこん)。よろしく!」 「こちらこそよろしく!」 「って、そんな場合じゃな〜い! はやくしないと、遅れちゃうっ……!」
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