サークル2

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「ちなみにユラさん役のひとは、武術はもちろん、変装術や工学を  学んでいただきます。」 めちゃくちゃ大変そうじゃん。詩織頑張れ。 「東雲さんも訓練をしてるの?」 私がそう聞くと 「いえ、東雲さんは<变化>の力をお持ちですから。」 「变化?」 「はい。読んだ本の登場人物になれる力です。」 すっご!でも、東雲さんのことだからこの力で悪戯とかしてるんだろうな〜 「そういえば、紺さんのイラスト担当の方は、柚さんでしたよね。  実は、東雲先輩と柚先輩は、幼馴染なんですよ。」 えっ!そうだったの!ってか 「なんで知ってるんですか?」 「な、なんででしょうね。あっ、ここが役ありの人の部屋です。」 なんかごまかされた気もするけど、、、まっ、いいか。 「役がついた人は、基本的にこの部屋で稽古をするんですよ。」 「なんでですか?」 「それは、危険だからです。役付きの人が稽古をすると、周りの人に  被害が及ぶ可能性が高くなるので、専用の部屋が設けられているんです。」 「被害って、どんな被害ですか?」 「例えば、ユラさん役の人と柳川さん役の人の戦闘に巻き込まれた人が、  意識不明の重体になったことがありました。」 「えっ!」 「ちなみに、稽古などで怪我をした場合部費負担になるので、  治療費はかかりません。」 えっ!そうなんだ。っていうか治療費が必要になるが必要になるぐらいの 大怪我することあるの... 「では、さっそく訓練を始めましょう。まず、あなたの現時点での時見の  才能が、どれ位あるのか診断します。こちらへどうぞ。」 時見の適正診断ってどんなのなんだろう?
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