2人が本棚に入れています
本棚に追加
「ちなみにユラさん役のひとは、武術はもちろん、変装術や工学を
学んでいただきます。」
めちゃくちゃ大変そうじゃん。詩織頑張れ。
「東雲さんも訓練をしてるの?」
私がそう聞くと
「いえ、東雲さんは<变化>の力をお持ちですから。」
「变化?」
「はい。読んだ本の登場人物になれる力です。」
すっご!でも、東雲さんのことだからこの力で悪戯とかしてるんだろうな〜
「そういえば、紺さんのイラスト担当の方は、柚さんでしたよね。
実は、東雲先輩と柚先輩は、幼馴染なんですよ。」
えっ!そうだったの!ってか
「なんで知ってるんですか?」
「な、なんででしょうね。あっ、ここが役ありの人の部屋です。」
なんかごまかされた気もするけど、、、まっ、いいか。
「役がついた人は、基本的にこの部屋で稽古をするんですよ。」
「なんでですか?」
「それは、危険だからです。役付きの人が稽古をすると、周りの人に
被害が及ぶ可能性が高くなるので、専用の部屋が設けられているんです。」
「被害って、どんな被害ですか?」
「例えば、ユラさん役の人と柳川さん役の人の戦闘に巻き込まれた人が、
意識不明の重体になったことがありました。」
「えっ!」
「ちなみに、稽古などで怪我をした場合部費負担になるので、
治療費はかかりません。」
えっ!そうなんだ。っていうか治療費が必要になるが必要になるぐらいの
大怪我することあるの...
「では、さっそく訓練を始めましょう。まず、あなたの現時点での時見の
才能が、どれ位あるのか診断します。こちらへどうぞ。」
時見の適正診断ってどんなのなんだろう?
最初のコメントを投稿しよう!