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推敲と校正
娘が感想文を一生懸命書いている。徹夜でだ。
『お父さん、そんなに文章変えたら親の入れ知恵とバレちゃうよ』
『大丈夫、校正だから』
作家である父親は娘の頑張りを補助するため、校正する。実際は校正の意味を間違え夢中になって推敲を続けている。
『よし、これで完璧だ』
『お父さん、お礼に私推敲してあげる』
娘は推敲の意味をわかっていない。が、しかし、父の新作の誤字をじっくりとチェックする。
『お父さんこれで完璧よ』
兆ベストセラーを記録した超大作を書いたのは、まぎれもなく娘の推敲力のおかげだった・・・。
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