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2020年1月16日(木)
「あ~今年もインフルエンザが流行ってきてるなぁ……」
園バスから降りてきた子供たちを出迎え家に入ったあと。それぞれのお便りを確認して思わず「うへぇ」って声が出る。
毎年のことであるが正月明けの三学期、一月と二月はインフルエンザの季節だ。
まずは感染症に注意という保健便りがきて、もしなっちゃったら登園は発熱から何日、発症から何日経ってから~みたいなお知らせがくる。ついでに欠席届や登園許可証も一緒に。
そして最後にやってくるのが「現在どのクラスで何人インフルが出ているか」というお知らせ。今日もらってきたのがまさにそのお便りだ。
「なになに、娘のクラスはお休み7人のうちインフル5人、息子のクラスは8人のうち4人インフルか……」
どちらのクラスも人数は確か25人くらい……そのうちこれだけの人数が休んでいるというのも楽観視はできない。
(去年は免れたけど、年少さんだった○子が一昨年もらってきたときは悲惨だったからなぁ)
そのときを思い出してついずーんと沈んでしまう。
娘は風邪のときは吐くことが多いが、二年前のインフルエンザのときももれなく吐いていた。しかもこたつ布団に「おえっ」どろ~っと。
そんな日に限って外は冷たい冷たいみぞれが降っていたという……。おかげで洗濯できてもこたつ布団を干すこともできず……。
(そんな日に限って夫の帰りも遅くて大変だったのよね。結局息子にも移っちゃったし)
息子は吐かなかったからよかったものの。
というか、あのみっちりワンオペの療養生活の中でわたしに移らなかったのが奇跡だなと思う。気が張っていたせいかな。
(でも胃腸炎はもらってくるたびわたしも移るからな。あのときは本当に運がよかっただけと思っておかないと)
二年前のことで懲りて、翌年からは子供たちにはインフルエンザの予防接種も受けさせている。今年も10月になってすぐに打ったから大丈夫だと思うけれど。
(油断大敵だな)
ふぅ、とため息をつきつつ家事をこなして、夫が帰ってくる時間になった。
夫は困ったように頭を掻きつつ、さらっと言う。
「ごめん、明日から一週間、山梨に出張」
「なんですと?」
一週間? パラドゥン?
思わず聞き返したけど答えが変わるわけでもなく。
こうしてわたしは翌日から一週間、ワンオペ育児をこなしたのでした~!
えへ☆
(大変すぎて語尾に☆でもつけなきゃやってられないわ)
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