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何やかんやで会話は弾み、お茶会(?)は終了。
(結局、カノジョに会わせる為の招待だったのかな……)
そう思っていると、唐突にホワイトハッカーの彼女は、さぁて、と両手の平をパンと叩く。
「世良さんが信頼出来る相手として認めた理由が、理解出来ました。…圭さんは、嘘つきではないし、真面目で純粋です。納得しました」
「ありがとう、マイさん」
ニッコリ笑む美少女に、小林マイは満足気な表情を作る。
「えぇと……あのう、よく意味がわからないのですが…」
圭の疑問に、頭上から言葉が降ってくる。
『よーするにな。本当に、お前が信用出来る奴かどーかをチェックしていたんだ。したたかだねぇ、この女も』
小林マイをチラリと眺め、フン、と烏が唸る。
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