Episode

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架純 「おにぃちゃん!!忘れてるよぉ。。」 兄の給食袋を渡しにきた。。よく忘れる兄。。純平 八十助 (かぁぁぁぁぁ来やがったぁぁぁぁぁん) 架純は、僕の妹で全く見えない感じない。 そして、架純の放つオーラが八十助さんにはかなりキツイらしく。。隠れてしまう。。 周りの何か達も一斉に消える。。逃げる感じ。 架純 「 お母さんが怒ってました。お父さんに云うってぇ!!」 僕 「えええええ  困るよ!       」 父親は古くから建立されているお寺の御住職です。 僕も中学に上がる頃は修行僧としてご奉公する予定です。。。しかし、父親はこれを大反対! 父親 純一 「 純平。僕は大学までは普通の学生生活をして欲しい。人を学べ。社会を見て学ぶ。 基本にあるのは人間だからだ。。。 今の生活している人間を学ぶにはそうゆう環境で学ぶべきだ。。そうして欲しいです。。」 「父さん。。じゃ。学んでみるよ。。 」 純一 「 うん。そうしろ。ところで。。勤行はしなさいよ。それは出来るはずだから。。お前は、特に。。  しなさいよ。。  お疲れ様。   」 父親は見えないけど勘が働く体質らしい。。 我が家は四人家族。 父=純一=勘が働くだけの見えない御住職 母=純恵=コンディションにより見えたりする専業主婦 僕=純平=見えるし話せるけど特段の役にはたたない。 妹=架純=全く見えないし勘?全く無い。。普通 ただ、妹の放つオーラは強く邪気退散レベル。 そんな家族だ。。   僕の日課には勤行がある。家族全員で行う。。 朝 夕 2回。。 父曰く 「 勤行はどこでだって出来る。やろうと思えばな。。本を読まずして唱える位に全て暗記出来るくらいに。        精進しなさいよ。」 が口癖だ。。 架純 「 旅行先でもぉ? やだ。恥ずいぃぃぃぃぃ」 父曰く 「 まあ。。アレだよ。。 ま。本当はぁ。勤行するべきだけども。。まあ。。心で。。云いなさいよ。」 架純 「 え? ええええええええええええええ。   覚えられないしぃ。。     無理。。」 父曰く 「 。。。  だから、それを覚えるんだ!!  まあ。。アレだよ。 せめて、題目位は、心で  呟けるよね?  出来る程度でしなさいよ」 毎朝、何かしら 父さんと妹はバトルしている。 母 「 信じる心を維持する。。。一番難しいわね。。。   だけれども、我が家はこれが運命であり縁。   架純。。なるべく覚えなさい。。」 架純 「 。。。  なるべく!! なるべく覚えるね。」 イマイチ、前向きではない。。  だけど。。。 背後より放つオーラはパない妹。。
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