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「えっと、あなたは…?」
花咲みのりは俺を見て相変わらず不思議そうな顔をしている。
俺は意を決して口を開く。
「えっと、俺実は花咲さんの義理の弟の男の子と子供の頃仲が良くて…その影響で姉の花咲みのりさんのことも知ってるんだ」
俺から告げた言葉に花咲みのりは一瞬きょとん、とした顔をしていたが、すぐに何かがわかったのか俺に近寄ってきてあろうことか俺の手を握ってきた。
え、ええ何!?!?この姉弟ルカといい、なんでこんなに距離近いわけ!?
俺がそう思いながらも口をパクパクさせていると、花咲みのりはきらきらした瞳で俺を見つめた。
「も、もしかして!ヨウくんですか!?!?」
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