20人が本棚に入れています
本棚に追加
/23ページ
一学期が終わって二学期が始まる頃、席替えが行われた。
私と山崎君は席が離れ、休み時間に会話することは見事になくなった。
こうなると"隣の席の特権"がどれだけ最高だったか、ということに改めて気付かされる。
そして新しい席の周りには女子が固まり、私もいつしかそのメンバーと共に行動することが多くなっていった。
やっぱり、あの時間は幻だったのかもしれない。
また、振り出しに戻った気がした。
あの時、私は山崎君の目にどう映っていたんだろう。
そんなこと考えたって永遠に答えは導き出せないけど。
まだ、好きでいてもいいですか?
最初のコメントを投稿しよう!