初恋の人

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一学期が終わって二学期が始まる頃、席替えが行われた。 私と山崎君は席が離れ、休み時間に会話することは見事になくなった。 こうなると"隣の席の特権"がどれだけ最高だったか、ということに改めて気付かされる。 そして新しい席の周りには女子が固まり、私もいつしかそのメンバーと共に行動することが多くなっていった。 やっぱり、あの時間は幻だったのかもしれない。 また、振り出しに戻った気がした。 あの時、私は山崎君の目にどう映っていたんだろう。 そんなこと考えたって永遠に答えは導き出せないけど。 まだ、好きでいてもいいですか?
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