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いよいよ同窓会当日の土曜日になった。
久しぶりにみんなに会えることを楽しみにして仕事を頑張った。だから今日は起きてから気分が良い。
普段よりも派手なメイク、そしてゴールドのネックレス、更にキラキラ光るお気に入りのイヤリングをつけて、準備は完璧。
家を出る前、私は寝室へ寄った。
部屋の扉を開けると、まだスヤスヤと気持ち良さそうに眠る旦那の姿がある。
普段は社長職であるが故に疲れが溜まっているのか、休日は起きるのが遅い。
「行ってくるね」
寝ている彼に一言そう告げて、私は家を出た。
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