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「悠月、行ってくる!」
「はあい! 頑張って! いってらっしゃい!」
拓海は今は生協の配達員になった。
朝早くから、ちゃんとわたしのために頑張って働いている。
新しいマンションに暮らし始めて、籍を入れた。
あとは指輪と簡単な結婚式を挙げるのが当面の二人の目標。
毎晩は夜の営みに二人で精を出す。
拓海の細マッチョな若い身体に私の身体は燃え上がるように何度も昇天し喜びを感じる。
「悠月、はやく妊娠して二人の赤ちゃんを産もう」拓海はそういって毎晩、激しい夜が続いている。
セックス、結婚、出産・・・。
拓海は私の夢をすべて叶えてくれるように思える。
人生とはわからないものだ。
拓海との愛の結晶、私の夢はまだまだ続く。
不思議だよね、ついこの前までは、こんな私なんてって思っていた自分がこんなにも希望に満ち溢れ、胸を張った人生を歩めている。
人生、愛に賭けて良かった・・・。私はもう後悔のない好きな人生を歩んでいきたい。
終わり
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