お風呂が好きなわけ

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お風呂が好きなわけ

お風呂好きになった土台は、やはり 家のお風呂にあるだろう。 物心ついた時から、このモダンな風呂に 入るのが楽しみだった。 家のお風呂は、祖父の渾身の手作りである分、こだわりってヤツがある。 まずは足が伸ばせる事。 一階に工房の角地の我が家。 北側と西側のお隣さん1軒1軒が遠いので 二階の住居の浴室北側、西側に窓がある。 昭和の浴室にしては偉い開放感があった。 浴槽に繋がるように風呂桶などを置いたりする台状の所がある。 そこは、追い炊きするためのガス釜が隠されてる。 ぬるくなったらその機械は見えるので自分で ガスつける仕組み。 でも、子供心に注目し好きなのは 浴室の床と壁。 よく見ればタイルにカメやカニなどの 海の生き物が隠れてる。 床には流れるお湯によってキラキラと輝く場所があってお風呂入るのが楽しみだった。
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