お風呂が好きなわけ

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そうそう、お風呂が好きな理由。 話が大きく逸れた。 それは簡単。 ただ、これに限る。 たくさんの石けんの泡で、顔も髪も体も 綺麗に洗って、時には、祖母直伝の 小豆の粉と鶯の粉(※)と黒糖入り糠袋で 肌を磨き清め…… 髪なんかも、椿油などで地肌マッサージして そのあと石けんで……あっ! シャンプーは、なんとなく苦手で すすぎ残しが気になって 美容院なんかでしか経験ないんです。 だから、石けん。 リンスは、お酢とかで……。 髪も肌もツヤツヤピカピカウルウル 綺麗に洗い清めたら…… いざ!お湯の溢れる湯船へ! 「あ〜」 肩まで浸かって思わず出る声。 ググッと手足伸ばしてちょうどいい加減の湯に身を任す。 その瞬間がたまらないのだ。 家のお風呂ならば、祖父渾身のタイル張りの壁に隠れる動物を探してたり、湯気で曇るガラスで遊んだり……、シャボン玉したりして キラキラ輝くのを眺めたり…… そんなことしながらのんびり過ごす。 それが楽しいのだ。 年齢とともに、家風呂は美容の場になるのだけど。 家のお風呂はこんな楽しみ方。 気持ちよくてのんびり楽しく過ごすのが ものすごく大切。 もうひとつのオアシス! 銭湯ではまた違った楽しみ方をする。 それに伴い、持ち物も変わる。 ※鶯の粉……うぐいすのふん 昔からある美白のための物。 鶯の粉とあるが鳥の鶯ではなく 鶯のフンである。 青菜などを食べさせて、排出したものを 集め紫外線などで消毒殺菌してから 商品としていたとか聞く。 美容文化社という会社で販売していたが 飼育用の鶯が輸入出来なくなり それに伴い現在販売終了している。 同社では、白糠主体の糠袋、ふのり、小豆の粉を販売してるらしい。 ちなみに鶯の粉手に入らない私は、 小豆の粉を自身で粉にして化粧ぬかとともに使用中。
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