左右の神仏

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更に怖くなった。僕は大声で泣いてしまった。 すると少し間をおいて、後ろから声がした。 「子供がいるぞ」 「大丈夫か」 首だけ振り返ると、そこにはお坊さんと神主がいた。 二人は僕のところに来ると、二人して何かを唱え始めた。 すると僕の腕を引っ張っている力がなくなった。 お坊さんが言った。 「ここを通っちゃだめだぞ。本当に危ないから」
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