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咲也はそう言ってあたしの顔を覗き込むと、あたしはハッとして咲也を見つめて、
「そ、それは、嘘っ」
と言って咲也のトレーナーの裾を摘むと、咲也はあたしを見つめてまたニッコリ微笑んで、
「そういうとこ、可愛い」
と言ってもう一度キスしてきた。今度は舌を絡めてさっきよりも数倍激しくて、めっちゃエロいキスだ。
こ、こんな外で、公園で、やらしいキスしてくるって、どうなの?!
人の足音も聞こえない。
「ちょっ……、まっ…て」
「いやだ」
「ええっ?」
咲也は唇を離さないままそう言って、あたしのTシャツの背中の裾から手を入れてきて、ブラジャーのホックを外された。
「え?!な、なにすんのー?!」
あたしは思わず唇を離して言うと、咲也はあたしの首元に顔を埋めて舌でなぞってくる。
「光莉。大学行ったら、直ぐに俺の大学に顔出せよ」
「え?…なんで?」
「バスケの練習、見に来て。で、みんなに分からせる。俺にはちゃんと彼女がいます、ってね」
咲也はそう言ってあたしを見つめると、あたしは頬が熱くなってニヤけてしまった。
「あ、嬉しそう」
咲也はそう言ってニヤッと笑うと、あたしは咲也の肩に手をかけて、
「バカ」
と言って首を伸ばしてあたしから唇を重ねた。
「じゃ、あたしの大学にも来る?」
「勿論」
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