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そうこうしているうちに教室の前についた。
クラスメイトはもう席についてるんだろうな。 入りにくす、、、。
「おら、入るぞー。」
ホスト教師は僕の緊張なんかお構いなしに勢いよくドアを開けたので
観念してあとに続いて教室に入る。
すこし騒がしかった教室が一瞬で静まり返る。またまたザ・ワールド。
「佳代ノ宮の席はそこな。」
指を指した先はホスト教師の真ん前の席だった。
つまりは一番前の列の一番真ん中。うわ、最悪ー!
居眠りするつもりはなかったけど流石になー、、、。
すごく座りたくないがクラスメイト全員が僕を見ているのは
わかっていたので大人しく座る。できるだけ目立ちたくない。
「じゃ、ホームルーム始めるなー。俺は朱雀仁。
一年S組の担任を任されることになった。
好きなものは甘いものとかわいいネコだ。一年間よろしくな。」
自己紹介とともにウインクが飛ぶ。くそ、イケメンに見える。
ちなみに僕の中のホスト教師の株は「かわいい」発言で下がり続けている。
というか甘いものと猫って。乙女かよ。
「きゃー、かわいいネコだって!僕もワンチャンあるかな⁉」
「その見た目で甘い物好きって、、、ギャップ好こ」
「いや、でもこういうホストみたいな慣れてる人が最高攻め様にネコにされっちゃったりするんだよ!あぁ、尊い、、、hshs」
「イケメン滅びろイケメン滅びろイケメン滅びろイケメン滅びろ、、、」
みんながこそこそ言い合ってるのが聞こえる。何を言っているのか
わからないのもあるが、基本的に好意的なようだ。
とういうか最後の誰だ?
イケメン率が高いこのクラスでは生きにくそう。がんばれ。
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