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クラス中でコソコソ話し声が聞こえているが、
最低最悪脳内ピンク色のお花畑なホスト教師がこっちをニヤニヤ見てくる。
あぁ、これ反応したら負けなやつだったかー。無になるのを忘れていた。
というか、まだ少し感覚が残っていて気持ちわりーんだけど!
めっちゃ洗いたい。トイレでの洗面台で洗ってこよ、うん。
ガタッと席を立ち、ずれていた机を直す。わー、見られてるぅ!
HRの途中だが、顔を洗うために教室を出ようとすると
ホスト(あれは教師ではない)に呼び止められた。
「おい、霧夜。どこいくんだよ?」
『ト、イレに。』
「なに、デコチューだけで勃っちゃったn『汚いんで洗いに行こうと
思いまして』…え、ひど。」
よかった、噛まなかった。ここで噛んだら動揺してると思われる。というか僕は少しの接触で勃つほど敏感ではない。それはだいぶ異常。
ショックを受けてるホストは放って置いて教室を出た。
少し教室から離れたところで立ち止まる。トイレってどこだっけ…。
すると、後ろから一人の足音が聞こえた。え、ホスト?
一応にも教師じゃなかったのかよ。
振り返ると、そこには小さい頃から知っている顔があった。
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