第一惑星の巨人、はじまりの詩

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・・そう、あのとき深海温泉にも行ったな。 あ、わかる? そうそう、夜の広葉樹みたいなサンゴ礁のすきまから、ぽこぽこぽこぽこ泡があふれて。まわりにいたエビさんたちはくるくる弾きとばされちゃって。 あそこから、すべてのいのちは生まれたのよ。 いまから数十億年まえに、あたしたちのご先祖さまが隕石になって落ちたときも、あの場所に着いたんだって。そうして、そのまま地球に住みつづけた・・。 そうだ! これを書けばいいのねっ? いいこと思いついちゃったな。それと、あたしが詩を書くことは秘密でおねがい。まだあなたにしか話してないから。 おねえちゃんとの約束ーー
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