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鬼のパンツはエロいパンツ
「ど、どうしてこんなことに……威さんっ、ちゃんと説明してください!!」
鼻息荒く詰め寄る私の姿が、しどろもどろになった彼の瞳に映る。
ずっと憧れていたこのひとと結婚して早半年、こんなにも心が乱れるのは初めてのことだった。
「お、落ち着いてくれ、桃。これにはわけが……」
「一体どんなわけがあるって言うんですか!? 威さんが、こんな、こんな……っ」
わなわなと震えながら目を落とす。
視線の先にあるのは、がっちりと鍛え上げられ、筋肉をまとった彼の下半身。──そして。
「えっちなパンツを穿いてるなんてー!!」
私の視線を釘付けにしたのは、彼の肉体にはなんとも不釣り合いすぎる総レースのセクシーランジェリーだった。
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