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いない神様に願う
葬式に来ないと思ったらお前は自分の家に引きこもっていた。
「先生出てきてください!」
「嫌だ!あっちいけ!」
窓に板を打ち付けて光を閉ざして、来た人が全てに暴言を吐いて追い払う。それで酒浸りになっているのだから、心配するなっていうのは無理だ。
どのくらいお前は荒れていたんだろう。もう日数がわからない。だけど、ある日窓の板の隙間から入った細い光の棒がお前の目を刺したんだ。薄暗闇に慣れていたお前の目と脳はショックを受けた。
それでお前は神様を見た。
誰もいない窓のの方に向かって祈りの姿勢をやめないお前。お前は願った。
「100日以内に100枚の絵を描いて見せます。だから」
私を生き返らせてください。
いない神に願うことほど悲しいことはない。しかしお前はやってしまった。
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