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ああ神さま もし許されるなら
あの子にもう一度会わせてください
どれだけ短い時間でも
どれだけわたしの寿命と取りかえてでも
あの笑顔に触れたいのです
数千万という夜 声にならない叫びをあげながら眠りについても
朝を迎えるたびに胸が張り裂けそうになるのです
意味もない 色もない 未練もない世界に
あの子のいないこの世界が
現実だと突きつけられるたびに
気が狂いそうになるのです
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