冬の君は、魅惑的。

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「あんた、いつまで寝てるの!!!」  母の声で、目が覚める。  僕は、掴んでいた布団を、しぶしぶ離す。 「だって、布団から抜け出せないんだもん。」  口をとんがらせて言う僕に、母は 「またそんなこと言って!  早く学校の支度しなさい!」  呆れて言った。 「・・・ーーちぇっ。」  僕は、そう言って、まだ温もりのある布団を見つめた。  ・・・・・・ーーー冬の君は、魅惑的。
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