オープニング

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オープニング

 「ほにゃぁ…でっかい…!」 日本一を誇る名門中、美園学院に見事合格し、入学許可を得た私、白鳥麗は、中等部に入ることになった。 そして、今日は始業式!  「梨紗!二人で合格できて良かったね!」 「うん、良かった!でも、うらは特別奨学金とってるよね?」 「そーだっけ…?」 「うーん、なぜ忘れるかなぁ、文とかの丸暗記はできるくせに…こやつはー」 つんつんと梨紗が麗の頬をつつく。 「あひゃ、りしゃ、こしょくっしゃいよ〜」 「うらが悪い」 「ひょめん、ひょめん〜」 「許す」 「えへー、あ、そういえば、私今日の式で、スピーチお願いしますってお知らせきたの」 麗はなんでもないようにふわふわとしている。 「うーん、いや、お知らせ来てるだろーなとは思ってたんだけど、今日まで忘れてたでしょ?」 「うん!」 「即答かい…じゃ、急がないとね」 「うんっ!」 今日から六年間、私の居場所はここ、美園学院!! 何があるかな、すっごい楽しみ!
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