バレンタイン

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俺が焦っていると、背後からふぅ〜!という声が聞こえた。 どうやら先輩達らしい。 え、どういうこと?俺の告白まさか見られてた…? 俺が慌てているとイケメン先輩の友達らしき人と、俺が告白しようとしていた美少女先輩が現れた。 「ハル〜、おめでとう!やっと後輩くんと付き合えるじゃん!」 「……別に」 「ハルずっと後輩くんのこと気になるって言ってたもんな!」 イケメン先輩が俺のことを気になってる…? 訳もわからず混乱している俺の前で先輩達は何かを話していた。 ま、間違いですとは言いづらすぎる空気感だ。 俺が混乱していると美少女先輩が俺の方に寄ってきて微笑んできた。 「ええっと、瀬戸(せと)くんだっけ? ハルのことこれからよろしくね」 美少女先輩の笑顔に俺は逆らえることもなく、「ま、任せてください…!」と訳の分からない返事をしてしまうのだった。 どうしてこうなった。
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