同棲初夜

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 「あっ……んんんっ、あっ」  「すっご。もう、とろとろ」  「はぁっ……はぁ……」  キスされただけでとろけたそこを、悠太の指が擦って摘むたびに、ぐちゃぐちゃっと音がする。  「あっ、やっ、悠太っ……」  「もうこんなになってる」  「やだぁっ……あっああんっ!!」    ぐっと中に入った悠太の指が鉤の形に曲げられて、感じるところを刺激する。水音があたりに響いて、羞恥を煽った。  「ああっ……悠太っ、もうがまん、できない……」  「どうしてほしい?」  「あっああっ……いじわる」  「ちゃんと言えるだろ?」  「んんっ、挿れて……ほしい」  「なにを?」  「悠太……が欲しい」  「いい子、奥まで挿れてやるからな」  後ろでビッと袋を破る音がして、ぬるんと悠太がはいってくる。  ゆ、悠太の、きのうよりも大きいかも……外だし、興奮してるのかな。  いきなりいちばん奥まで突かれて、それだけで果てそう。乾いた体のぶつかる音が空に舞い上がり、鼓膜が震える。  「あっ、ねっ、……恥ずかしいっ」  「興奮してるくせに」  「ち、違っ……あんっ!!」  「素直に感じてろ」    悠太は動きを止めて、奥に当たるようにぐりぐりと腰を沈める。ナカをかき回されると、いままで感じたことのないところから快楽があふれてくる。  「いやっ、そんなとこ……知らないっ……ゆ、うた……っ!!」  「こんなに絡みつかせて、どこが嫌なの」  「ああっ、あんんっ!!」  「一回出すぞ」  「あっやっ……気持ちいいっ……あっ、いっく……!!」   果てたのはほぼ同時だった。はぁはぁとテーブルに突っ伏していると、悠太が後ろから被さってくる。お互いの荒い息。それが少しおさまると、虫の音がかすかに聴こえてくる。  「紗矢香、中入ろっか。やっぱりちょっと寒かったよな。ごめんな」  「もうっ……ばか……んんっ!」  ずるっと彼がわたしの中から引き抜かれる。悠太に横抱きにされて階段を降り、寝室のベッドに組み敷かれた。  
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