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「なぁ。その下、裸?」
トーストをかじりながら、さも当たり前のように悠太は訊ねた。
「んんっ……そうだった……そのままだよ……」
「ふーん」
ふーんって、なに? それ以上は何も言わない悠太の態度に、はてなが浮かぶ。
「きょう、何時に買い出し行く?」
「10時には出たいな。午後は仕込みやるね」
「了解」
食べる所作が悠太はきれい。ぺろりと朝食をたいらげると、悠太がにこにこっとするので、なんだろうと首を傾げた。
「買い出しに行くまで、もう2回くらいできるな」
「なにが?」
「セックスしよ?」
「えええっ!! ま、まだするの?」
当たり前だろと言わんばかりの顔に、半分あきれる。最後のひとくちを食べ終わると、悠太は立ち上がってわたしの手をつかむ。ソファの前まで連れてくると、バスローブをはいで裸にされた。
「ほんと、きれいだよな」
舐めるように体を見られて、恥ずかしくて顔から火が出そう。悠太は先にソファに座って手を差しのべた。
「おいで」
「や、やだ……」
明るい室内、自分だけ裸なのが気に食わない。
「悠太も、脱いでよ……」
「わかった」
悠太はすっと立って、Tシャツとハーフパンツ、下着も脱ぐ。けものがピンッと元気に顔を出す。
うっ……もうこんなに元気なんだ。思わず喉が鳴ると、悠太はドサっとソファに腰かけた。
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