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01
あなたは異世界召喚された、普通の少年です。
頼る人間も寄る辺もない状態で、途方にくれました。
そんな時、困り果てている貴方を助けてくれる人がいました。
その彼女の名前は「111aaa〈※好きな名前を決めて下さい)」。
異世界で生きていく力のないあなたを保護してくれます。
そんな「111aaa」は、雑貨屋を営んでいました。
あなたは彼女に恩を返すために、雑貨屋で働きはじめます。
たまに様々なトラブルを起こし、無知を指摘されるものの、それは楽しい日々でした。
しかし、そんな日々は一週間も続きません。
唐突に、大きな地割れが起きて、世界がくだけてしまいます。
目を覚ましたあなたは、自分をとりまく状況を把握しました。
どうやらあなたには特殊な能力が備わっているようです。
死んだら、異世界召喚した時点に巻き戻る「ループ」能力を保有していました。
あなたは再び「111aaa」と知り合い、雑貨屋の仕事をこなしながら、地割れの原因をさぐります。
努力のかいあって、あなたはある程度、世界の情勢や常識にくわしくなりました。
分かった内容は、あなたがいる国の名前、国の特徴、国を守護する人物についてです。
しかし、そこで時間切れになってしまいます。
あなたは再び地割れによって命を落としてしまいました。
しかし、その直前あなたは「111aaa」を、あなたなりの方法で助ける事に成功します。
あなたがした行動は変化を生む。
あなたはその事を学びました。
そしてあなたは、大規模な地割れが起きる中でも、多くの人を助けようとしている、強大な力を持った何者かの姿を確認しました。
再びループしたあなたは、前回のループの最後で多くの人を助けようとしていた人物を、町中で見かけました。
その人物は「222bbb」。
知らない人はいない国の有名人でした。
国の守り手と呼ばれる存在です。
「222bbb」に話しかけようとしたあなたですが、不審者扱いを受けて牢屋に入れられる事になります。
当然「111aaa」と知り合っていないため、かばってくれる人は誰もいません。
貴方はそれから数日間、犯罪を犯した人達との生活をよぎなくされます。
しかし、数日後に「222bbb」があなたを訪ねてきます。
彼女は、貴方が真剣な表情で話しかけてきた事が気になったようでした。
訪問を受けたあなたは、必死に地割れに事について説明します。
その結果「222bbb」には、何かしらの心当たりがある、という事が分かりました。
彼女の興味を少しだけ引いたあなだでしたが、無情にも面会の時間が終わってしまいます。
そして、あなたはそのまま運命の日を迎えました。
今回も地割れは発生、あなたは誰を助けるわけでもなく、ただ命を落としてしまうのでした。
ループした後、あなたはまた「111aaa」と知り合い、雑貨屋の店員になりました。
彼女と交わす会話の中でで、「111aaa」と「222bbb」が古い知り合いである事が判明します。
かつてはただの雑貨屋の店員である「111aaa」も「222bbb」に匹敵する力を持っていたようです。
しかし、昔の怪我によって力を出せなくなったという事が判明します。
あなたはその二人が、万全の力を出せれば、悲劇を防げると考えます。
そして、「111aaa」の怪我を治す方法を探す事にしました。
雑貨屋の仕事をこなす傍ら、あなたは何とか凄腕の治癒術士を探し出します。
それは、牢屋生活を送った周回で、あなたを捕縛した兵士でした。
あなたはその凄腕の治癒術士「333ccc」の元を尋ねました。
「222bbb」の知り合いである「111aaa」の名前を出したあなたは、「333ccc」から怪しまれる事なく情報を引き出せます。
しかし、治癒で怪我の状態を完治させるには、珍しい触媒と一週間ほどの時間が必要でした。
そこでタイムリミットが訪れます。
あなたはこの周回でも命を落としました。
そして、次のループ。
あなたは、珍しい触媒を手にするため、「222bbb」に接近し、彼女に対して思わせぶりな発言をします。これは彼女と早期に面会するためのしこみです。
その後、挙動を怪しまれたあなたは、囚人として牢屋に入ります。
そしてあなたは、牢屋の中で裏取引をしている囚人に近づき、珍しい触媒を知恵を使って手に入れました。
その後、あなたの思わせぶりな発言が気になった「222bbb」が、面会になってくるため、全てを話します。
ここで、あなたの出来る事はすべて終わりました。
そのまま一週間が過ぎるまで待機します。
一週間後。
運命の日に、「111aaa」と「222bbb」は力を合わせたようです。
あなたは無事に、八日目を迎える事ができました。
未曾有の大災害の対処へ尽力したあなたは、釈放されます。
あなたの今後は自由です。自分の心にしたがって、とりたい行動をとってください。
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