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第2話 お尻ペンペンな事
ペンギンは歌が得意です。
だから、まず綺麗な歌声で貴族令嬢を元気づけました。
そして、外に出たペンギンは貴族令嬢を傷つけたオスを見つけ出し、こそこそできないようにしました。
そのオスにまとわりついて、何度も歌ったのです。
すると、こそこそする事ができなくなったオスは、せいふくを着たごつい体格のオスたちに捕まってしまいました。
ペンギンは木の実を探し出すのが得意です。
だから、貴族令嬢でも食べれる美味しい木の実を探し出してプレゼントしてあげました。
すると、貴族令嬢はますます元気になりました。
そして、外に出たペンギンは、わいろで牢屋からでてきたオスに何度も木の実をぶつけて、嫌がらせをします。
とってもくさくて、匂いがとれない木の実なので、オスはとてもまいったようでした。
オスが会っていた、知らない貴族令嬢も鼻をつまんで逃げ出してしまいました。
ペンギンは、くちばしで彫刻をするのが得意です。
だから、ちょうどいい材木を探して、彫刻したものを貴族令嬢に渡しました。
すると、貴族令嬢は段々と明るくなっていきました。
そして、外にでたペンギンは、老朽化した木をくちばしでつついて、オスの上から落下させることにしました。
木の下敷きになったオスは、知らない貴族令嬢に出会いに行く事ができなくなりました。
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