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友達と喧嘩をして叩かれて泣いて帰って来たら思いきり突き放された。
「あんたねぇ…男の子が喧嘩ぐらいですぐに泣くんじゃないの!泣きべそかくぐらいなら喧嘩なんてするんじゃない。泣いたら負けだよ?もっと強くなりなさい。」
優しい言葉をかけてほしかった。
叩かれた所を撫でながら抱きしめてほしかった。
他の家のばあちゃんみたいに…。
他にも沢山あるんだ。
「太るとみったくないからお菓子はあげない」
「お小遣いなんて無駄遣いの始まりだからお金は渡さない」
「ご飯は正座しながら食べること」
「家の手伝いが出来ないなら遊びに行くな」などなど。
あげたらキリがない位に意地の悪い事ばかり言ってきた。
だから俺はだんだんばあちゃんの所へは行かなくなっていった。
反抗期に親に反発するのと同じ様に、ばあちゃんにも反発して会いに行かなくなったんだ。
そしてばあちゃんは…死んでしまった。11歳から13歳までの2年もの間、ほとんど顔を合わせる事も無いままに…。
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