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11時ごろ電話が鳴る。
「おかえりなさい、玲央」
‘俺の部屋にサンタクロースが来たんだが…乃愛、見てないか?’
「さあ?」
‘他の人へのプレゼントはそりに乗らないってデカさのプレゼント’
「あははっ…玲央だけのサンタ?良かったね?」
‘これ…明日は中身を持ってサンタはもう一度来るのか?’
「二度は来ないでしょ?」
‘だろうな。乃愛の好きなスパークリング用意してる’
「明日楽しみ」
‘ああ。俺は今日がメインイベントのようだが?ありがとう、乃愛’
「驚いた?」
‘すごくな。電気を点ける前に誰かいると思ってびくっとした’
「あははっ…そっちの驚きね?可笑しい」
‘軽くホラーのあと、乃愛サンタだと気づいた’
「家が近くで良かったよ。披露宴どうだった?」
‘型破りだったな…たぶん乃愛も見たことない披露宴。新郎新婦の主役感がいい意味で薄い’
「写真ある?」
‘知り合いばかりだったから今どんどん受信してる’
「明日見せてね」
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