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ロール寿司、キッシュ、魚介のマリネ、チキン…
「たくさん種類が並ぶ中にピザがないところが出来る男たちね」
「ピザはそれだけ食べるときはいいけど、あれこれ飲み食いして喋っているうちに冷たくなるから」
「そう、それそれ…で、この一人ずつのこれ何?」
「何て名前だった…雲丹とキャビアのコンソメジュレトマトのムース」
「わぁ、レストランのデリバリー?」
「そう」
ご馳走を食べながら大学の話になったりするので、光里ちゃんに玲央と私のヒストリーを話しているようだねと玲央と笑う。
「ヒストリーと言えるくらいの年数だけは経ってるよな」
玲央が私の好きなスパークリングワインをもう一本開けながら言う。
「今ここで再会するっていうのが…前世から決まっている…必ず結ばれる運命みたいですね」
「光里ちゃんの言葉選び好き」
「さっき光里は、力持ちのサンタさんっていう名言も産み出した」
そう言い三鷹くんが私を見るので
「光里ちゃん…見ちゃったの?私がワインセラー背負って歩いてるのを?」
「いえ…とんでもございませんです…聖さん、言わないって…もお…」
皆で声を上げて笑う。玲央がいて新しい友人がいて最高に楽しい。
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