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こういう時の乃愛は危険だ…足ぐせが悪い。足元から一旦ベッドを降りて水を口に含むと、乃愛の頬を片手で挟み唇を重ねてほんの少しずつ彼女の口内へ水を注ぐ。
もう一方の手では頭や頬をトントンと軽く刺激する。
「…っん…」
「乃愛」
予想通り足をバタつかせた乃愛の耳を引っ張る。
「ん…さむ」
「乃愛…俺と熱くなるだろ?」
「ん」
「クリスマスバージョンの乃愛…見せてよ」
「ん」
「上がいい?それとも…下で喘ぐ?」
「…玲央…」
「うん?」
「…ぉはよ」
「ふっ…起こして悪い」
「いい…まだプレゼント…もらってない」
「酔っ払いのいまより、朝にする?」
「いま」
「覚えてないオチはいらない」
「…水…起きるから…プレゼントちょーだい」
そう言い腕を天に向けて伸ばした乃愛を座らせると、ペットボトルの蓋を開けて持たせた。
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