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コクコクと水を飲んだ乃愛は
「トイレ」
そう言いベッドから降りる。ふらつかないかと手を取ったが
「大丈夫…もう大丈夫…寝る前は揺れてたけど大丈夫」
乃愛は髪をくしゃくしゃにするのか撫でてるのかわからない動きをしながらすたすたとトイレに行く。その間にプレゼントを握りしめた俺がベッドに腰かけると
「…玲央…私…脱いだの?」
と乃愛が心配そうに戻ってきた。
「ん、座って」
ポンポンと隣を叩くと隣に座った乃愛に
「寝るのに邪魔だと思って俺が脱がせた。その途中」
「あーそれならいいの。酔って脱ぐ人になったのかと思ってびっくりした」
「中途半端でセクシーさ倍増中だろ?」
「そう?」
「クリスマスカラー?」
「yes」
「左手でお手」
「ワンッ…」
俺の手に左手を乗せた乃愛の薬指にゴールドリングを通す。
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