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ペア
「よーし、それじゃあまず、学用品を見つけ出してもらうぞ」
「「「「は?」」」」
いや、なぜ?見つけ出すって話になるの?
「あれ?なんでそんなに驚いてるんだ?パンフレットに書いてあっただろ。
ほら」
うん、たしかに書いてあるね。裏表紙の端っこにすっごい小さな文字で
{当学園の学用品は各自、自分で見つけ出してもらうことになっております}
こんなのあるって知らなかったら分かんないでしょ、普通。
「でも、リドルと、月白は驚かなかったな。ちゃんと読んでたんだな。」
「いや、来るときに仕掛けておいた盗聴器で、先生たちの会話聞いてた。」
「顔...出ない...訓練。」
えっと、単語だけだったけど、要は顔に表情が出ないように訓練してたってことか。
<月白、日本語でいいぞ。うち、日本人だから>
なんて言ってるんだろう?先生。
「ああ、なんでもないよ。ただ、月白に日本語でいいって言っただけだ。」
そっか、月白だけ発言できなかったらあれだもんね。
「はいっ!じゃ、もう始めるぞー!ちなみに、今回はペアで探してもらうぞ」
誰とペアになるんだろう?
「じゃあペア発表するぞ。リドルと月白、凪とステラ、ライとミテリスだ」
ライか〜。ライは確か変装と暗号が得意なんだっけ。
どう使おうかな?
「よし、ルールの確認だ。まず、職員に、聞くのは、もちろんOKだ。ただ、
この学園の職員は、だいたい相当な食わせ者だからな、騙されないように
気をつけろ。」
ふーん、そのへんも考えてのペアなんだ。
「次、これは特にリドルへの注意だ。ハッキングは程々にしろ。
無理に侵入されると修復が大変なんだ」
「はい、はい、はーーーい」
「お前、守る気ないだろ」
「いいじゃないですか、それも俺の能力なんですから。」
そりゃ、先生たち大変だろうな。
うーん、ライには先生に変装してもらおうかな?
でも、バレちゃいそうだな〜
ある程度先生たちの情報が集まってからにするか。
「最後に、この学園にあるものは、自由に使ってOKだ。ただ、みどりの
タグが付いてるやつは壊すなよ。そして、終わったらちゃんと元の場所に
戻しておくこと。時間は5時間それじゃ、はじめ!」
よし、始まったな。
どうしようか、まず、情報を集めなきゃね
「ライ、まず、道具を取りに行こうか。変装道具は持ってきてる?」
「もちろん!カバンに入れてあるよ。」
「なら、今日入学式にいた先輩のどれかに変装してくれる?僕も一緒に」
「OK。任せて。」
できるだけいいものを取れるように頑張るぞ‼
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ここからはミテリスだけじゃなくて、
いろんな登場人物の視点も入れてくらしい。作者が言ってた。
詳しくは作者から聞いてくれ、それじゃ。
え、全部説明してくれるんじゃないの?そう言ってたよね。
あいつ〜!しょうがない、説明するか〜。次は、凪だよ。
凪が教室に入るところから
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