第一声

1/5
前へ
/36ページ
次へ

第一声

将来どうなるんだろう。 私って誰かを心から好きになれる日が来るのかな。結婚しなくても受け入れられる時代に生まれたけれど一人はやっぱり寂しいし虚しい。 あの子みたいに好きな人の為に思い切り泣きたい。傷つきたい。 誰かを好きになりたいのに私は誰も好きになれない、人一倍寂しがり屋に生まれたのに生まれてこの方寄り添ってくれる人に出会えたことがない。 あぁ虚しい。小さな頃から私の心の大事な部分はからっぽで何も無い。誰も埋めてはくれない。 だからと言って泣きはしないよ。 だって泣いても誰も救いあげてはくれないでしょ?
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加