しょうかん?てんせい?

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しょうかん?てんせい?

俺の名は、早乙女力也。31歳 独身 14歳で童貞を捨てて、今の彼女までは、11人とお付き合いをした。 身長は、174㎝で、体重は、72㎏割れてはいないが、ポッコリもしていない。少し筋肉質な体型で。 父方のお祖父さんがスイス人で、俺はクォーターである❗ 顔もスタイルも、問題ないのだが❗ 外国人特有の『体毛』で、評価がかなり下がることがある。 後、シャツの下に、しろTを着ないといけいサラリーマンである。 今は、婚約している香織と同棲をしている。 三ヶ月後に、結婚式の予定だ❗ 吉瀬美智子さんに似たショートの似合う女性だ❗ 結婚式が待ちどうしかった❗ そんなある日の午後。 香織から着信があった❗ 俺は、普通に出た『はい、もしもし』 香織は、声を震わせて『今❗お父さんが、脳梗塞で病院に運ばれて・・・・』 (移動する足音が聞こえる) 『私、今から〇〇病院❗これから車で行くから、力也もすぐ来て❗』と言われて、一方的に切られた。 俺は、急いで帰る準備をして、上司に報告して、仕事は部下に丸投げをした。 部下に『埋め合わせはするから』と言って会社を後にした。 俺と香織は、都会に住んではなく、片田舎で二人とも車を持ち、香織の実家も車で一時間チョットの距離だった❗ 俺が〇〇病院に着くと、広い駐車場で。救急の入り口近くに、香織の車が止まっていた❗ 香織の車の横に車を止めて、入り口に向かった。 まだ、赤いランプが点いていた。 近くのソファーで、お義母さんが泣いていて、香織が、『大丈夫だよ』と言って、方を抱いていた。 俺は、二人に近より、『大丈夫だよね?』と聞いた。 香織は、声を出さず。うなずいた❗ 俺は、香織の横に座った❗ この世に、神がいるか知らないが❗祈った❗ しばらくして、赤いランプが消えて、出頭医が出てきて、説明を初めた。 『危ないところでしたが❗やれることはしました❗後は、本人次第です❗』と、お決まりの台詞の後。 自動ドアが開き、看護師さんが、お義父さんを運んで、今日だけ個室にしてもらった。 お義母さんは、お義父さんの着替えを取りに帰って。 香織は、手続きしてくると言って、部屋から出ていった❗ 俺は、お義父さんと二人きりになった。 しばらくして、俺は少しうとうとし初めた❗ ゆっくりドアが開き、知らない叔父さんが入って来て、俺と目が合うと人差し指を口に当て『し~~~』と言った。 その辺りから、少しぼんやりと、影みたいなのが見えた❗ 次の瞬間 『アジャラカモクレン・異世界転生・テケレッツのパー』と、知らない叔父さんが言って、手を二回叩いた❗ 俺は、意識を失った❗ 俺は気がつくと、辺りは蝋燭だらけで、あの時ぼんやりしていた者が、はっきり見えた❗ 死神は振り替えって、俺を見て❗ 『お前さんの寿命とお義父さんの寿命を❗今、入れ換えたヨー』と言った。 俺は『えっ』と普通に出た❗ 『だから、娘さんの希望で❗お前さんの寿命とお義父さんの寿命を入れ換えてくれって❗ソファーで強くお願いしてたから❗ヨー』 『おれサーは、強くお願いされたから、致し方なくしただけヨー』 『おれサーも、仕事な訳❗そんな顔しないでヨー』 おれは、頭の中に何も入って来なかった❗ 『まず、お前さんを、異世界転生させないといけないんだけどヨー』 『一つは、中世ヨーロッパ的な感じで、剣と魔法で、冒険する世界』とヨー 『もう一つは、世紀末で、指一本で相手を、爆死させて、水と食料を求めて、無双する世界ヨー』 『おれサー的には❗世紀末はオススメ出来ない❗ヨー』 『じゃあ、冒険する世界で』と口が勝手に動いた❗ 『ああ、ごめん❗お前さんは、今、モブだから、世紀末を選んでも、本当にいいのか❗って永遠にやるやつだからヨー』 『話進めるヨー』 『おれサーも、少し引目感じてるから、色々な加護付けとくヨー』 『後は、確認❗言語能力O.K.❗武器・防具の全装備O.K.❗全魔法仕様O.K.❗アイテムボックス6日分と容量無限O.K.❗鑑定スキルO.K.』 『後、要望があれば聞くけどヨー』 『例えば、肩に担げるくらいのイチモツが欲しいとかヨー』 『一つお願いします。』 『体毛を、胸毛と、背中の毛と、お尻の毛と、兎に角❗首から下の外の毛を、すべて処理して欲しい』とお願いした❗ 『それぐらいなら、朝飯前だ❗おれサーに任せてヨー』と軽く返された。 『それでは、冒険の旅にいくヨー』 『アジャラカモクレン・異世界転生・テケレッツのパー』と言って、三回手を叩いた❗ そして俺はまた、意識を失った❗ 俺は、見た事の無い少し広い部屋を、浮遊していた❗ そこには、パイプ椅子が綺麗に並べられ、先頭には、香織の親族と、真ん中の通路の反対側に、俺の親族が座り、皆うつむき、すすり泣いていた❗ 俺は振り替えって、自分の遺影を見付けた❗ 自分が死んだことを実感した。 会社の仲間や学生時代の同級生達が弔問に訪れた。 そんななか、高校、大学と仲良く今でも交流のある聡が、香織のサポートをしていた❗ 香織が、立ち上がりトイレの方に向かうと、聡も付いて行った。 俺も付いていくと、二人は少しもめ初めた❗ 俺が死んだことを、聡は不振に思ってたらしい❗ 『お前が、力也を殺してないよな❗』と香織に、聞いていた。 『私は、力也を殺してなんか無いよ❗信じてお願い』と言って、葬儀所の階段の隅で、二人は抱き合った。 俺の頭の中にだけ、響く感じで❗ 『俺サーだけど、向こうの準備が出来たから送るヨー』と聞こえて❗ また、意識を失った。 気がつくと、そこには、裸の女性がたくさんいて、俺の母親は、俺を出産した後直ぐ息を引き取ったらしい❗ 俺は、娼館のオーナーの二番目の奥様のおっぱいをもらい俺は成長できた❗ 俺は、娼館で転生してしまった❗ 俺は、毎日両手を必死に伸ばして、俺にしか見えないステータスの票をいじっていた❗ ステータス票には、一歳までは喋れません。 三歳までは、片言です❗と書いてあったが❗ 魔法を使ってはいけないとは書いてなかったので、あえぎ声を遮断したり、オムツ替えをアピールすることに使い、MPの底上げをした❗ 五歳まで色々試したが、魔法の熟練度をあげる方法がわからなかった。 武器の熟練度を上げるには、木の枝や棒を握るだけで、かなり上がった。 防具は、少し重たい物を着るか、ズボンが少し下がるぐらいの物をポケットに入れるだけでよかった。 魔法の熟練度を上げるには、泥団子をピカピカに仕上げると、かなりの底上げになった。 それに気づいたのは、六歳になりかけの頃だった。 どっかの物理学者の様に、噴水や道路のタイルを見て、三平方の定理を解いても、なにも変わらないし。 高い所から、水平線に消えて行く船を見て、この星も丸いと解っても、なにも変わらなかった。 十歳になると、冒険者ギルドに登録して、野草や薬草、毒草や大麻、ケシの実なんかも、人に牙をむくウサギで、実験をした。 12歳で、一通り道具を揃えて、ソロで活動していた❗ 15歳になり、成人のお祭りで、バンジージャンプをして、紐がおも思いっきり伸びたところで切れて、手で直撃は防いだが⁉️気絶した❗ そこで、死神と再会した❗ 『久しぶり、俺サーが殺したんだけど、元気してるヨー』と、唐突に聞いてきた❗ 『チョット向こうの異世界で、お前さんの娘が、18歳になって成人式したから❗おれサーは、お前さんの事が気になって、こっちに少し足を伸ばしたみたいなヨー』 『おい、死神❗』 『相変わらず、久しぶり現れて、突っ込み処満載だな❗』と、俺は言った。 『まず、俺の娘の話をしてくれ』 『その次に、俺の両親の話をしてくれ』 『最後に、香織と聡の話をして』と言うと。 『おお、ラッキー❗おれサー付いてるヨー』 『まず、東に行って問題を一つ解決してヨー』 『その次に、更に東に行って、もう一つ問題を解決してヨー』 『その次は、更に、更に、東に行って、また問題を一つ解決して欲しいヨー』と返した。 『問題を一つ解決するごとに、質問に答えるヨー』と言って消えた❗ 俺は、生まれ育てられた娼館に、別れの挨拶をして、始まりの町を後にした❗ そして、次の町まで、奴隷商の護衛をする。クエストも手に入れた❗幸先は、順調である。と思ったら❗最初の夜は、ゴブリン❗次の日は盗賊❗と、立て続けに襲われた❗ その次の日のお昼過ぎに、河辺で馬車馬を休ませていると❗別の奴隷商と、商人の馬車が止まった❗皆さん、馬休憩である。 盗賊にとっては、鴨ネギである❗ 護衛をする冒険者は、辺りを警戒してピリピリしていた❗ 商人は、馬にリンゴを与えた後、優しく馬を撫でながら、誉めていた。 奴隷商同士は、川から桶で水を運び、檻の中に水を撒くと、近くにあったボロ雑巾で、檻の中を拭き初めた❗ 早く水撒きを終えた、うちの奴隷商が、商人に近付き、商品を買っていた❗ うちの奴隷商が、金貨を商人に渡した瞬間、川向こうの森で、何かが動いた❗ 俺は、奴隷商の元に走り剣を構えた❗ 森からの、矢は防いだが❗ 商人を護衛していた冒険者が、盗賊に変わった❗商人は、盗賊が、後ろから腕を喉に回し、そのままナイフで喉を掻っ切った❗ 『相手は、四人(一人は、川向こうで、弓を持っている)どうしますか』と奴隷商に訪ねると❗ 俺も、かなり深く、ナイフで刺された❗ 相手は、奴隷商も含めて、五人だった❗ 俺は、ナイフを抜き、傷口を手で押さえて、その場で倒れた❗ その後、五人は、奴隷達を一台の馬車に集めて、奴隷商は、俺と、二つの死体の身ぐるみを剥いでいた❗ 一人は、空になった馬車の中を探していた❗ 奴隷商は、俺の体からは、剣を奪い、ベルトの後ろに固定してあるポーチからは、ポーションを二つ奪い、小銭入れの巾着も取られた❗俺より金目の商人の荷馬車に気が焦っていた❗ 俺は、ナイフを抜いた後、手で押さえて、回復魔法をかけてその後ずっと動かすに寝ていた。俺の体をまさぐり、色々と取られた後、奴隷商が、俺から離れたのを確認して。 泥人形(ゴーレム)を2体作り、アイテムボックスから、日本刀を取り出し、後ろから、奴隷商の両手を切り落とした❗ 残りは、4:3である❗ また、泥人形を10体追加した❗ 俺は、革のベルトを二本アイテムボックスから取り出し、奴隷商の腕の付け根をきつく縛った❗  その後、奪われた剣と、ポーションと小銭入れを回収した。 ゴーレムだから時間がかかるだろうと思ったが、以外と早く四人を担いで来た❗ 俺はもう一度、奴隷商に訪ねた❗ 『盗賊四人どうしますか』 奴隷商は、『あいつらは、殺していい❗お金もやるから、早く俺にポーションを飲ませてくれ』と言った。 盗賊四人も、同じように腕の付け根を革のベルトできつく縛った❗ その後、両手を切り落とした❗ 馬車から、奴隷を解放して、小さいナイフを一人づつ渡した❗ 弓矢の矢じりの様に、小さく何回刺しても、致命傷になりずらいぐらいのを渡した❗ 奴隷達九人は、俺に感謝して、小さいナイフを受けとると、奴隷商や盗賊の元に走った❗ 奴隷達は、いたぶる事無く五分くらいで、動かなくした❗ 俺にナイフを返す者者いれば、まだ馬乗りになって、刺しているものもいた❗ 俺は、ナイフを返す者から、回復魔法をかけた。 その次に、商人の荷馬車から、食料以外をアイテムボックスに入れて、食料は奴隷の馬車に分けた❗初めの町に行く馬車と、次の町に行く馬車に分けて、奴隷達に馬車を任せた。 盗賊と奴隷商と商人の服を皆に渡した❗ 一人の奴隷が、俺に話かけてきた❗ 『ご主人様、泥人形(ゴーレム)の土魔法を私に教えること出来ますか?』と聞いてきた❗ 俺は、彼女に、鑑定のスキルを使っていいか聞いた? 『ご主人様は、土魔法の外に、鑑定スキルも、お持ちなんですね❗』と目をキラキラさせて聞いてきた。 俺はもう一度、スキルを使っていいのか聞いた❗ スレンダーで、可愛い少女は、いきなり着たばかりのシャツを脱ぎ初めた❗ 俺は、脱衣する少女を止めた❗ 俺は、少女に『裸を見られるより恥ずかしい物を観られるぞ』と言った。 『ご主人様なら、大丈夫ですよ』と言った。 俺は、手をかざし、『鑑定』と叫んだ❗ 『ミミリーは、火と風と土の魔法が使えるね、後はレベルが、11で、頭が良いです❗体力とスピードが、全然駄目ですね、え~~奴隷で処女だ❗』と伝えた❗ 『処女は、ご主人様に捧げます』とミミリーは言った❗ 俺は、ミミリーの横髪を上げて、尖った耳を 触りながら、『アラフォーのバージンは、いらない』と言った。 ミミリーは初めて、俺に恥ずかしいと感じ取った。 そして、一時間チョットで、15㎝くらいの泥人形を作りだし、ぎこちないが3体別々の行動ができる様になっていた。 俺は、商人の荷馬車を、アイテムボックスに入れて、馬は俺が騎乗した。 そして、俺達は二手に別れて出発したが、翌日の夕方前には、次の町に着いた❗ 俺は、急いで泊まる宿を探したが、以外と直ぐ見つかった。 奴隷用の馬車を売り、馬も一頭手放した。 そのお金を、宿代として皆に配り奴隷達を解放した。 俺は町をぶらぶらしながら、珍しい物を探していると❗皆、口々にエルフとドワーフの道具屋と言ったので、そこに向かう事にした。 道具屋に着くと、閉まっていた。明日また来ればいいと思ったので、振り返り帰ろうとすると、道具屋の扉が開きミミリーが出てきた。 『力也師匠、このゴーレム便利ですね』と言って、屋根の上にいるゴーレムを指差した。 俺は『じゃあ』と言って、ゴーレムを確認した後、また振り返り道具屋から離様とした❗ ミミリーは、俺のシャツをつかみ、『ハンナ―の作品だけでも見て行ってよ』と言った❗ 半ば強引に、店内に案内するキャパ嬢みたいだった❗ 店内に入る前に、このドアに細工していいか聞いた? ミミリーは、ハンナ―を呼んで、確認を取った。ハンナ―は、ミミリーより小さいドワーフで、ずんぐりむっくりな体型をしていた❗ 俺は、まず二人の目線の高さの位置に、手動のドリルで穴を開けた❗頭は、魔法で溶かしたナイフをひねって加工し、とっての部分は組み立て式にした❗ ドリルだけで、ハンナ―は、目を輝かせていた❗次に、簡易的なボタンを作った❗ゴムもバネも無いから、動物の革を使い❗元に戻るタイプのプッシュ式にして、ドアの反対側に、ハンドベルを付けた❗ チャイムとドアベルを一緒にしたやつをつくって見せた❗ そして、これが普及すると子供達がボタンを押して逃げる。ある意味、度胸試し的な『ピンポンダッシュ』と言うゲームが始まる。事を預言した❗ ハンナ―は、『逃げられないように、ドアが開くまでの間、トラップの魔法を付与したら良いのではないですか?』と聞いた。 『家の人が留守だったら、永遠に動けないぞ』と答えた❗ 『しばらく動けなくするのはどうですか?』と聞いた。 『しばらくの時間が問題だ❗時間に余裕がある人は良いが。時間が無い人には大問題だぞ。』 『例えば、トイレとか』と続けて答えた❗ 『玄関で漏らしたくはないな❗』とミミリーが答えた。 そして、この話は終わり。 俺は、ボタンを連打して、状態確認をして。O.K.を出した❗ ハンナ―に、ドリルもあげた。 ハンナ―が、『25年くらい前は、レジェンドのドラゴンキラールドルフが、よく来た店ですが。』 『今では、自称英雄が、名前を使わせてやるから、安くしろと催促する連中しか来ません❗』とハンナ―が言った❗ またミミリーが、『力也師匠は、どことなく、レジェンド・ルドルフに似てますよね』とハンナ―に聞いた。 『私も、それ思った』と言って、ハンナはミミリーを見た。 『力也師匠も、北のダンジョンのクリアを目指すのですか?』とミミリーが聞いた。 『レジェンド・ルドルフしか到達していない、地下七階を力也さんチャレンジするんですか?』とハンナ―が聞いた。 『なにそれ』と俺は聞いた。 『次の町名物、初めてのダンジョン❗知らないで次の町来たんですか?』とハンナ―が聞いた❗ 『伝説では、あの高い山の麓のダンジョン地下七階に、伝説の何かがあると言う話ですよ。力也師匠』とミミリーが言った。 『明日、朝早く起きれたら、チャレンジしてみようかな』と言って、ハンナ―の道具屋で、良さげな籠手を買った❗ そして、俺は、宿に戻り早めに夕食を食べ、まずいミードを飲んで寝た❗ 朝、早く起きてしまった❗ 天気もいいし、そうだ、ダンジョンへ行こう❗ 実は、遠足前日の子供の様に、ダンジョンの話を聞いた時から、受かれてました❗ 俺は、次の町の北の門に向かうと、重装備の人々が沢山いた❗俺は、ナメプだと、指を差され❗無謀だと注意され❗朝から、心が折れ萎えた❗遠足気分を返してくれ❗ 頂上が雲に隠れていつも見えない、山の麓のダンジョンに着いた❗ そして、巣穴に帰る蟻の様に、一列に並びダンジョンに入った❗ すると、ステータス票の様に、邪魔しないオートマッピングが現れた❗階段の位置に、宝箱の位置に箱の中身(ほとんどが空)❗トラップのモンスターハウスもあった❗ 俺は、最短で階段を目指した❗ さすがは、次の町の冒険者❗地下三階に到達している者は極少数だった❗ 地下四階に行くと、中身のある宝箱がいっきに増えた❗しかし、俺にとっては不要なものばかりである❗ モンスターも、それなりに強いが❗まだ、予備の剣で戦えるレベルである❗ 余裕で、五階、六階とクリアして❗七階で、空気が変わった❗ボスの部屋に行くと、扉が空いていて、誰もいなかった❗俺は、初めて、ダンジョンを散策した。モンスターハウスの前を通った時、ダンジョンのボスらしいモンスターを見つけた❗それは、悪趣味なモンスターハウスで、誰かが入ったら、壁が透ける趣味になっていた❗そして、俺は心に深い傷を負った❗ ボスは、ラミアの最高種、メデューサで❗ モンスターハウスで、遅めのランチをしていた❗ 相手は、ゴブリンとオークの雑魚だが、無数にいた ❗俺は、壁の外にいたから平気だった❗ ゴブリンとオークは、メデューサの目を見てしまい、下半身が、石みたいに固くなっていた❗ そして、髪の毛の蛇達が伸び、顎を外してペニスを咥え、根元で食い契りランチをしていた❗ 蛇の胴体に、形が出ていて、消化されるのも解った❗ 娼館で、育った俺でも、心に傷を負い❗ オークやゴブリンが出血多量で倒れていく姿がかわいそうだけど、モンスターの生態系なんだと思った❗ そして、メデューサは、ランチを終えると、モンスターハウスの扉が空いた❗ メデューサは、モンスターハウスから出てくると。『やあ、人間❗私を殺しに来たのか』と、聞いた❗ 『伝説のお宝が、何か知りたいだけだ❗興味の無いものならそのまま帰る』 『向こうで話そう』と言って、目を光らせた❗ 『お前、強いな❗精神攻撃無効持っているのか』と続けて言った❗ 『チッ❗まぁ良い』 『デザートついて参れ』と言って、先導した❗ ボスの部屋に入ると、自動で扉が閉まった❗ メデューサは、矛を取った❗ 戦いのBGMが、ボスの部屋で響いた❗ 俺は、三体の岩人形(ゴーレムアクト2)を作った❗ もちろん、オプションでグイングイン回るペニスも付けた❗ 接待、メデューサ様が始まった❗ 一度、演歌を挟んで、BGMをムードのある曲に変えた❗ それから二時間、メデューサは衰えなかった❗ 俺は、最終兵器を出した❗ メデューサを、壁で封印した❗ そして、岩人形に、ケシの実を渡し。岩人形は、手のひらで握り潰し、出てきた汁をペニスに塗り手繰った❗ その後、駄目押しで乾燥大麻も炊いた❗ 接待が始まって、五時間後に再び扉が開いた❗ 俺はEDになっていた❗ 俺は、伝説の物を探した❗ 部屋中鑑定しまくった❗ やがて、メデューサの死体が無くなり、その場所から、鍵が出てきた❗ それと同時に、玉座が動き8階への階段が現れた❗ 俺は、心に深い傷を負ったまま先に進んだ❗ 8階は、十畳ほどのスペースで、大きな扉があるだけだった❗ 扉には、大きな錠前が掛かっていて。錠前は、綺麗な模様と文字で封印がされていた❗ 俺は少しためらったが、メデューサが残した鍵を使った❗ 錠前は、光輝き、『防具❗世紀末の肩当て』に変化した❗ 俺はかんぬきを外して、扉を開けた❗ そこは、ラミア族の町だった❗ 俺が扉を開けたから。皆、驚いていた❗ 扉を守る兵士が、俺が町に入るのを止めた❗ 拘束こそ、されなかったが、四六時中見張られ、取り調べもされた❗ ラミアの偉い方にも会った❗ ラミア族の話では、あそこは、古くからの神殿で、子宝の神が封印されているという話だった❗ その神が封印された扉から、あなたが出てきたから、事件になったと教えてくれた❗ ラミア族の町を、自由に歩けたのは、2日たっていた❗ この町には、道具屋や武器屋は無く❗質屋が存在した❗買い取りは普通にしてくれるらしいが。道具や武器を生産したり、整備したりする方がいないので、質屋らしい❗ ちなみに、ラミアの町は、最後の町と言うらしい❗ 俺は、ダンジョンで稼いだ、アイテムを売った❗そして、刃こぼれした、ミスリルの剣を三本買えた❗ メデューサの部屋で、鍛冶仕事をして。ミスリルの日本刀を作った❗ 俺は、報告がてら次の町に戻った❗ 最後の町で、売れなかった物と帰り道で倒して得たアイテムと、ミスリルの余りをハンナ―の土産にした❗ そして、ドラゴンキラー・ルドルフの話をもう一度、聞くために戻った❗ 次の町に着くと、俺の馬は売られていた! 宿のおばさんから、金貨二枚もらい。今夜の寝床もゲットした❗ そして、道具屋でアイテムを売った。 ミミリーは、『私のお土産は無いのと聞いた❗』 『それだったら、取って置きの泥団子磨きをしろ』と教えた❗   『鍛冶スキルを上げたかったら、右と左の頬で、素材を頬擦りしろ』と言った❗ 『ドラゴンキラー・ルドルフは、ダンジョンをクリアしていないのかと聞いた❗』 『ええ、変な蛇が居たから切り上げて帰ってきたと言った気がする』とハンナ―が言った❗ そして、素材を売ったお金で、食料を沢山買い込んだ❗ 宿屋で一泊した後、朝からダンジョンに手ぶらで向かった❗ そして、最後の町で、ラミアの偉い方に、食料を売り付けた❗ 結構いい値になった❗野菜も小麦粉も売れた❗ラミア族は、雑食だった❗ そして、質屋でかなり優遇された❗ さすが、最後の町❗いい商品が、捨て値で売られていた。 また、質屋で拾った物を、メデューサの部屋で加工して、質屋に戻した❗ そして、質屋でドラゴンキラー・ルドルフの話が聞けたどころか。質屋は彼の持ち物だった❗ 15年前に、ここで活動していたルドルフが、最後のダンジョンで、亡くなった冒険者の装備を回収して、ラミアの町を復興するのに使ったのが最初で。その後、ラミア族が継続しているだけだった。 防具を揃えた俺は、最後の町を探索した❗ しかし、遊んでいる間に、また!ボスの部屋にたどり着いてしまった❗ ボスの部屋の扉を開けると、中から声がした。 『驚いた後、中に入るな❗まず話し合おう』と言われて、入り口で待機していると❗ 少し年配の冒険者が出てきた。 その冒険者に、俺は見覚えがあった❗ 『入らずに居てくれて、ありがとう青年』と言った❗ 『ワシは、冒険者のルドルフという』と言った❗ 『ルドルフ?』 『失礼しました。俺の名は、早乙女力也と言います❗シュバルツ・L・バーグさん』と言った。 『早乙女力也』と言った❗ 『シュバルツじいちゃんだよね❗』と言った。 『この部屋は、ボスの部屋じゃないの』と聞いた❗ 黙っていたルドルフが喋った❗『この部屋のボスは倒したが❗百日に一回別の異世界に飛べるんだよ。そこの世紀末のボスを倒さないとこの部屋から出られないし、孫とバグする事も出来ない』と言った❗ 『シュバルツじいちゃん❗次は世紀末なの』と聞いた❗ そして、アイテムボックスから、『世紀末の肩当て』を取り出した❗ 『シュバルツじいちゃん❗この肩当て必要?』と聞いた。 『お前が、必要無かったら貰えるか?』と言った 俺は躊躇せずに渡した❗ 『これも、これも、これも・・・・』色々とアイテムボックスから出してもらった❗ そして、一通の手紙を書き始めた❗ 五分程で書いた手紙と大事そうに手首からバングルを外して、渡された❗ 『それは、ラミア族の族長から預かったバングルだが、返してもらえると助かる』とお願い事と一通の手紙を頼まれた。 俺は両手を広げて❗ 『こんなに貰ったら、断れないよ❗』と言った。 『じいちゃん❗約束してくれ。その部屋から出たら、ラミア族の町に顔を出してくれ❗そうしないと、次、来た時、俺その部屋入るから』と言った。 『解った❗この部屋を出たら、ラミア族の町に顔を出す』と言った。 『あと、ごめんじいちゃん❗メデューサみたいな、モンスター他にいた?じいちゃんが、倒せなかったモンスター何処かにいた?』と聞いた。 『倒し方は、教えられないが❗その肩当ては、メデューサのドロップアイテムだ❗』と伝えた。 『見落としたかも知れないが❗メデューサみたいなやつは居なかったと思う』と言った。 『それじゃ、いくね❗死なないでね』と言って。その場を離れた。 じいちゃんは、ゆっくり扉を閉めた❗ 俺は、この世界に来て初めて、モンスターに八つ当たりをした❗ ラミア族の町の門番に、じいちゃんから預かったバングルを見せた❗ そして、バングルと一緒に手紙を渡した❗ 門番は、すぐ偉い方に取り次いだ❗ そして、俺が出入りしている入り口の隣の扉に通された❗そこは少し広い空間で❗何かの儀式をする、大きな祭壇があった❗そこに、着飾った、年配のラミアが現れて、『ルドルフを殺したのか?』と聞いてきた。 『会った時は、生きていた。今も多分生きている❗ダンジョンの奥で、封印されている』と言った。 『解りました。貴方は、嘘をついてない様なので、お話します』一礼をして話を続けた。 『私達は、ルドルフさんに、返せない程の恩があります。その為ならば、人とも戦争する覚悟もあります❗』 『族長の証として、ルドルフさんにこのバングルを着けてもらいました』 俺は、手を上げた。 『ルドルフさんは、族長から預かったバングルだが、大事な物だから返すと言っていた』と言った❗ 『そうです代々伝わる、族長の証です❗』 『誰が、どう見ても、何の付与もされていない普通のバングルです。』 『貴方は、このバングルを届けに来ただけですか?』と聞かれた。 『ルドルフさんとは、物々交換をして、多く貰いすぎたので、バングルと手紙の配達の依頼を受けました。』 『しばらくすると、ルドルフさんは、別の世界に旅立つでしょう』と言った。 『手紙に、遺言とありましたが❗見ましたか?』と聞かれた。 『手紙を読ませて貰えますか?』 『無い❗一度呼んだら破棄しろと書いてあったから、そうした。』 『そして、バングルを継承させて、質屋を君に譲れ。と、書いてあった❗どういうわけだ。』 『ドラゴンキラーの英雄とメデューサ殺し。どうゆう関係だ❗』 『バングルは、貴方にあげる。そして、質屋は、一度貰って、直ぐに返す。』と言った❗ 『ちょっと、質屋でする事が出来たから、失礼させていただきます』と言って、強引に部屋からでた。 俺は、シュバルツじいちゃんから貰ったアイテムの中に、『ダンジョン転移』という物に目をつけていた❗ ダンジョンの中と部屋の中を繋げるアイテム。 これで、メデューサの部屋と、ハンナ―の道具屋と結び、お互い欲しい物が手に入るし。ハンナ―とミミリーは、人間じゃないから大丈夫だろう❗ そして、メデューサの部屋に、一つセットして、急いで、次の町に戻った❗ そして、ハンナ―の作業場奥の倉庫に、もう一つの入り口をセットした❗ 影の様な四角い壁が現れた❗ 鑑定すると、『転移ゲート』と出てきた❗ 俺はその中に入った❗ 成功した。今度は、メデューサ側から入った❗道具屋に出た❗ 大成功である。 そして、沢山の食料を買い❗ハンナ―とミミリーを連れて、ラミア族の町に出発した❗ ミミリーとハンナ―に、ラミア族の町の地図を書いて渡した❗ オートマッピング出来ないから、無くすな❗と強く言った❗ そして、質屋を教えた❗ ハンナ―は、質屋に入るなり、ここを取り替えたら治るだろ。とか、ミスリルいっぱいと言っていた❗俺は、食料を渡すと、色々なミスリル製品を俺に渡した❗ それを、治して、食料と一緒にまた!販売を繰り返したらいい❗出口の広い部屋は、倉庫でも、作業場でも、行けるだろ❗そう説明をして、次の町に戻った❗ 自分の旅の続きだ❗ 翌朝、朝から出発した❗ ハンナ―とミミリーには、しばらくこの町にいると、嘘をついたからである。 遺伝だから、シュバルツじいちゃんが悪い❗ その晩は、野宿してうなされた❗ 寝ている。夢の中で、死神が、『今晩はヨー』と現れたからである。 『次の町クリアおめでとうヨー』 『俺サーは、お前ならできるって解ってたヨー』 『お前さんの娘、千秋ちゃん18歳』  『お祖父さんとお祖母さんが、優しい子供に育ててくれて、なに不自由無く暮らしている』 『こんな感じかな❗次は三つ目の町ヨー』と言って一方的に消えた❗
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