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「ただいま~春樹」
「ヴヴヴーー!!!」
俺が、仕事から帰って来ると、出迎えるのは、春樹ではなく、サランだ。
しかも、歯をむき出して、唸って、今にも、食い付きそうだ。
「サ、サラン! お、落ち着け」
俺は、毎回ビビる。
「ああ、おかえり。サラン、駄目だろ」
春樹が、出て来て、サランをなだめてくれる。
それで、やっと、サランは唸るのを止める。
サランは、きっと、俺から、春樹を守っているつもりなのだ。
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