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おおおーいっ!
サラン、いかげんにしろっ!
お前は、春樹のただの飼い犬。
俺は、春樹の恋人。
そう、こんこんと、サランに言ってやった。
サランが、理解したかどうか分からないが、その日から、サランは、俺に唸らなくなった。
でも、悲しそうな目で、俺を見る。
まるで、恋人を取られた、男の目だ。
ああ、サランにとって、春樹は、ただの飼い主ではなく、本当に恋人だったのか……。
俺は、少し、サランが気の毒になった。
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