☆☆主要人物☆☆

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桐島(きりしま) (みつぐ) 5月10日生まれ。25歳。牡牛座、A型。 東京都渋谷(しぶや)代々木(よよぎ)出身、在住(実家の近くの家賃十二万円のワンルームアパートでひとり暮らし)。 篠沢グループ本部 篠沢商事東京本社、総務部総務課所属。国公立大学卒。 身長178cm、体重60kg。靴のサイズ:27cm。視力:両目1.5。 趣味、特技:ドライビング、コーヒーを美味しく淹れること、パソコンスキル、スイーツの食べ歩き。 好きなもの:コーヒー(ミルク入り、微糖)、スイーツ、車(シルバーの軽自動車→シルバーの〈レクサス〉)。 一人称:「(ぼく)」もしくは「(おれ)」。 経歴: 大手都市銀行(メガバンク)勤務(現在は支店長)の父・(あつし)と保育士をしていた母・美智枝(みちえ)夫婦の次男として生まれる。4歳上の兄・(ひさし)(飲食店勤務)との二人兄弟。 子供の頃から真面目で実直な性格で、性格が正反対の兄とはよくケンカになるが、二人ともが平和主義者なので殴り合いになったことはなく、実は兄弟仲は良好である。 その反面不器用なところがあり、特に恋愛においては上手くいったためしがない。物選びのセンスもイマイチで、過去には恋人にとんでもない物をプレゼントしてドン引きされたことがあるらしい。 小・中学校はもちろん高校・大学まで国公立に通っていたことから、頭はいい方である。大学では心理学を専攻していたが、こと女性の心理だけはあまり理解できていない。過去に同期入社の女性にまんまと乗せられて二股をかけられた挙げ句、本命の彼氏と寿退社された(しかも玉の輿だった)ことから女性不信に陥ったせいでもある。 就職活動では、篠沢商事以外にも数社から内定をもらっていたが、月給がよく福利厚生がしっかりしていることと、「社員はみな家族」という絢乃の父で〈篠沢グループ〉会長だった源一の言葉に感銘を受けたことから篠沢への入社を決めた。 入社後は総務課に配属され、同期入社の久保(くぼ)という仲間にも恵まれたが、物語がスタートする半年前から当時の課長だった島谷(しまたに)照夫(てるお)からのひどいパワハラの被害に遭うように。 絢乃と出会った頃には「会社を辞めたい」と思い詰め、兄にもグチをこぼしていたが、彼女との出会いに救われて思い留まる。 同時に父が病に倒れ、心を痛めていた絢乃に寄り添っているうちに彼女への恋心が膨らんでいくが、会長となった彼女の秘書となったことでその恋心を抑え込み、あくまで彼女とは「上司と部下」という関係でいようと決意。 ところがバレンタインデーの退勤後、血迷って一線を超えてしまい、彼女のファーストキスを奪うという暴挙に出てしまう。 そこで解雇も覚悟したが(それは手作りチョコの感想とともに余計な一言をメッセージアプリで送信したが、既読スルーされてしまったためでもあった)、翌日になって彼女もまた自身に恋心を抱いていたことを知り、恋人関係を経て紆余曲折の末、彼女の家に婿入りする。 大のコーヒー好きが高じて昔から「バリスタを目指したい」と思っており、冗談なのか本気なのか、「定年後にバリスタになる」と兄に明言している。入社当時は大好きなコーヒーに関わる部署で働きたいと思っていたが、秘書室に異動したことで望んでいた形ではないにせよ希望が叶ったと満足している模様。
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