毎日が黒歴史。

整骨院

左ひざに違和感を感じ、時々痛むので近所の整骨院に行った。

レントゲンを撮り、色々質問をされた後、
仰向けに寝かされ、膝の曲げ伸ばしをさせられた。

その度に担当の先生は「痛いですか」と聞いてくる。
痛みを感じないので「大丈夫です」と答える。

「痛いですか」
「大丈夫です」
「痛いですか」
「大丈夫です」
「痛いですか」
「大丈夫です」
「痛いですか」
「大丈夫です」

何度も繰り返しているとだんだん痛くなってきた。

私の足首を掴む力が明らかに強くなっているのだ。

狂気を感じた。

しかし、患部に痛みは感じないため、最後まで
「大丈夫です」を貫いた。

足首は最終的に破壊的な力で握られた。

院内は小さい子の泣き叫ぶ声などが、しばしば確認出来た。
無抵抗な弱者の悲鳴を毎日毎日聞くことで、
S 意識が育まれていったとしてもおかしくはない。

もうここに診てもらうことはない。